オパールフェスティバルは、4月から8月にかけてオーストラリアの広大な砂漠地帯のアウトバックな町の各所を巡回形式で開催していくオパールショーのこと。 私たちが訪れたのはブラックオパールの産地、ライトニングリッジ。 屋内と屋外に分かれていますがとてもコンパクトな会場です。 宝飾に限らず様々な分野の人々がこのショーと共に旅を楽しむそうです。 コロナの間にさらにミニマムになった感は否めませんが、冬なのに照りつける日差しや、お祭りを盛り上げるギター弾きのおじさん、ランチのためのキッチンカーなど、オパールショーのワクワクした感覚が蘇って来ました。 フェスティバルと言われるだけあって、中には旅のお土産屋さんもちらほらと。 ジャンクなものから、こだわりのお土産まで、モノポリー「ライトニングリッジ版」は、ブラックオパールで一攫千金を狙うコンセプトで、駒は全て採掘で使う機具。 心揺さぶられる一つでした。 ブラックオパール以外にも、遠方の鉱山からホワイトオパールや、ボルダーオパールが持ち込まれ、出展者のほとんどがマイナー(鉱山主)で、直接販売するためにこのショーに集まります。 屋外のテントでは、主に原石などの大きなものや、これから研磨するものが販売されています。 未研磨のものは粉っぽくツヤがないため、研磨後の遊色の出方を想像しやすくするために、水に浸かったまま販売されているものもよく見かけます。 宝飾になれるシェルオパールは見つけられませんでしたが、大きなシェルオパールの群集を発見しました。貝殻がオパールになる過程がなんとなくでもわかります。 久しぶりの海外での買付、たくさんの刺激を受けました。