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カート

カートが空です

(3) ライトニングリッジの町 / 町の夜

買付の合間に、少し町を探索しました。
ブラックオパールの町、ライトニングリッジ。
その町のメインストリートはもちろん「OPAL ST」。
ライトニングリッジはとても小さな町ですが、ブラックオパールという資源に恵まれているので、裕福な町なのだとか。
モーテルの朝はピンクのインコたちが出迎えてくれました。
以前から気になっていた、ライトニングリッジの町の郵便局の外壁に備えられた、貸金庫のような鍵と番号がついた引き出し。
屋外に備え付けれているからこそ不思議ですが、これはポスト。
この町に住む人々の自宅にはポストがなく、あらゆる荷物はこの郵便局に集積され、郵便局の内側からこのボックスに収められます。
住人たちは郵便局に足を運び、自身のポストへ確認に来るのだそう。
町が小さすぎて配達人を雇うまでの郵便物が来ないのと、鉱区に住居し町に住所がない人もいるからなのだとか。
徒歩でも30分あれば一周できてしまう町は、日が暮れると数件のレストランを除いて全てがクローズします。
町の明かりは最小限で、車で1kmも走らないうちに当たりはもう闇の中で、月明かりが眩しいと感じさせるくらいの夜でした。
ライトニングリッジは夜になると昼間の暑さとは一転して10度を下回るため肌寒く、鉱山から帰ってきたマイナーたちは疲れを癒しに町の外れにある温泉に向かいます。
ライトニングリッジの温泉は、地熱で温められ150cmほどの深さがあるので、みんな端の階段に座りながら浸かるか、プールのように泳ぐのがスタンダード。
ミネラルが豊富なためとろみがあり、感覚としては化粧水の中に飛び込んでいるようで、これはモーテルのシャワーも同じ。24時間無料で解放され、誰もがいつでも入れるため、フェスティバルの夜のこの日はとても賑わっていました。
南半球でしか見られない「南十字星」。うっすらですが天の川までカメラに収めることができました。
屋根も何もない露天風呂と満天の星は、疲れた体に贅沢すぎるご褒美です。